好きなバリトン吹きについて…Nick Brignola

超正統派ビバッパーです。しかもすごく軽々とオシャレなフレーズを吹きます。
憧れのバリトン吹きです。
Woody Herman楽団に一時期居たみたいです。

バリトンだと(特にBig Bandでは)ブリブリゴリゴリ吹きまくるのが正義だと思われている
気がするのだけれども、それだけじゃ無くて実はとっても表現力豊かな楽器だということを
実感させてくれるプレイヤーです。

バリトンについては色々探している中で見付けたプレイヤーがこの人でした。

きっかけなんかは、オススメのところで。

残念ながら2002年に他界されています。ご存命のうちに一度生で見たかった…。

ちなみにこの方のアルバム、残念ながら日本ではあんまり見かけないです。
YouTubeに色々挙がっているので、以下に紹介します。

"Mike Brignola"として紹介されています。別人だったらゴメンなさい。

1番最初にオススメするアルバムが入手困難なのもどうかと思うのだけれども、やっぱりこのアルバムは外せないと思いました。

Mingus Big BandのMoanin'がBig Bandのバリトンフィーチャーの定番だと思いますが、
裏定番とでも言うべき"Airegin"が入っています。
Nick Brignolaが徹頭徹尾美しく吹き倒してます。
う、美しい...ハッ! ってな調子であっという間の3分23秒です。

このアレンジは大学のバリトン吹きの先輩がリサイタルでフィーチャー曲として吹いている姿を
ビデオで見て、喉から手が出る程オリジナルが欲しかったCDです。
僕は数年間探し続けて、結局アメリカに赴任中にeBayか何かで買いました。

1曲目の"The Eternal Triangle"もカッコイイ早物です。

ちなみに買ってから知ったのですが、Big BandのリードアルトをDick Oattsが務めていました。
これも嬉しいサプライズでした。うひゃっほう。

"Joy Spring"という曲に一時期ドハマリしていて、散々聞いてました。
表題曲の"Raincheck"も好きです。

ちなみに"Raincheck"とは、野球なんかで雨天順延になった時に貰える次の試合の
予約券、という意味です。

アメリカに居る時にWiiが発売になって、近所のFry's（ヤマダ電機みたいなとこ）の
ゲームコーナーの棚に
"Wii is Out Of Stock. No Raincheck."
みたいな張り紙が張られていたので意味を調べました。

（念の為OXFORD 現代英英辞典で再度意味を調べてみたら、
"a ticket that can be used later if a game, show, etc. is cancelled because of rain"だそうです。）

オケとかBig Bandとかをバックに吹いています。
"When You Wish Upon A Star"とか"Stella by Starlight"とかのバラードが非常に美しいです。

どうせ譜面なんて売ってないだろうから、いつか自分で譜面を書いてやろう…と思ってはや何年。
（と言うか、Blog書く為に聴き直して思い出しました。）

"Donna Lee"がカッコイイです。ゴキゲンです。
Nick Brignolaのアルバムでは、入手しやすい方だと思います。

へいまいく！