へいまいく!

Big Band、Saxの話題や、自分が採譜したソロ譜面を公開する音楽系ブログです。

Phil Woods@Blue Note Tokyo

プロフィールのページの好きなサックス吹きのところにも書いているし、
オススメCDなんかも超気合入れて書いていますが、Phil Woodsは大好きな
サックス吹きです。断トツでナンバーワンです。
コンボでも、Big Bandにゲスト参加してる時でも、とにかく素晴らしすぎる。


1回だけ、2006年か何かに、Stanford Jazz Festivalで見た事が有ります。
今回と同様、Bryan Rynch (Tp)とのフロント2管でした。で、今回が2回目です。
嫁は初めて見るのかな。


今回は、気合を入れて2セット連続で取りました。


Blue Note恒例、オリジナルカクテルです。その名も"Ginger Woods"


そんなWoods先生ご命名とあらば、飲まない訳にはいかないじゃないですか。
1st Setと2nd Setで1杯ずつ飲んじゃいました。

1st Set

なんか全体的に大人しい感じでした。
ホーンが(というかWoods先生が)音量抑え気味だったので、それにみんなで
合わせてた感じ。ドラムなんかも超静かでした。


更に残念なことに、1曲目のPf SoloとDrumが、完全にノリが分離してました。
何であんな事になってしまうのかがさっぱり判らず。
2曲目以降、段々とまとまりが出て来たけど、結局最後までギアがフルスロットルに
入る事無く終了してしまった感じでした。


まぁ、Bryan Rynch以外、皆さんご高齢だし、しょうがないのかなぁ、という印象でした。


ちなみに1st Setの終了後、「へー、この人有名な人なんだね!私知らないけど!」
みたいな事を言ってた輩が居て、イラっとしました。
自分のアイドルを馬鹿にされた感じ?
「てめー、俺のまりこ様ディスってんじゃねーよ!」的な?
何を言ってるんだ俺は。

2nd Set

確信しました。1st Setは省エネモードでした。本当にありがとうございました。
2nd Setは超ゴキゲンでした。
Bryan RynchのSolo曲も、2nd Setの方が圧倒的にノリノリでした。

1st & 2nd通して

Bebopの曲に終始するわけでもなく、リズムパターンとか結構トリッキーな曲を、
Bryan Rynchと完璧に合わせて演奏していました。


けれども、Woods先生のバラードとかはすんごかったです。もう半端無い。歌心が。


演奏終了後、地上への階段を上がっている最中に、嫁が
「1st Setの消化試合感が半端無かったね」と言ってて笑いました。
さすがうちの嫁!俺には言えない事を平然と言ってのけるッ!
そこにシビれる!あこがれるゥ!


まぁ、嫁も言っていましたが、今回はこんな状況の最中、来てくれただけでも
感謝ですよね。


そう言えば、1st SetではT田誠司さんが座っていたテーブルに、2nd Setでは
K藤和彦さんが座っていて、ビビったと同時に笑いました。
入り口から近いから人気なのかな、あの辺り。


あ、ちなみにWoods先生、退場時は2セット共に車椅子でした。
どうかお体をお大事に。

Personel

  • Phil Woods (As), Bryan Rynch (Tp)
  • Bill Mays (Pf), Steve Gilmore (Bass), Bill Goodwin (Dr)