へいまいく!

Big Band、Saxの話題や、自分が採譜したソロ譜面を公開する音楽系ブログです。

好きなアルト吹きについて(7)…Dick Oatts

Mel Lewis Jazz Orchestra、その後のVanguard Jazz Orchestraでもリードアルトを務めています。
フレーズの最後を下降する、独特の歌い回しと、その存在感が凄まじいです。
ソプラノもカッコいいです。

昨年、Vanguard Jazz Orchestraが数十年振りに来日した際に生で見れて大感動でした。
今年も来てくれるみたいです。

Dick OattsオススメCD

ほとんどMel LewisのオススメCDになってしまいますが…。

Soft Ligths & Hot Music (by Mel Lewis Jazz Orchestra)


Amazon.comの方が安く買えます。


もう取り上げるの何度目でしょうかね。このCD。
Dick OattsのLead Altoとしての力量が全曲存分に楽しめますが、
特に4曲目のLittle Man (You've Had a Busy Day)というバラードでフィーチャーされているのが素晴らしいです。


最後のOff the Cuffなんかも、死ぬまでに一度は演奏したい曲です。
ちなみに"Cuff"ってのが手錠とかで使われるハンドカフのあのカフです。
"Off the Cuff"で「アドリブ」という意味だそうな。


Compensationは以前企画バンドで演奏出来ました。
あ、イントロピアノソロの譜面を起こした時ですね。また演奏したい曲です。

Mel Lewis & the Jazz Orchestra (Live)

通称青メルですね。なんとiTunesで1,200円で買える…だと?


Amazonではなんかバカ高いっぽいんでリンク貼りません。


ミーハーと言われそうですが、Ding Dong DingとHello and Goodbyeは大好きです。


Ding Dong Dingはソプラノ2本なので、自分が我侭言うだけでは出来ないのが残念。
でもこのテーマは素晴らしいですね。
Ding Dong Dingって感じがちゃんと出てるのに、爽やかにキモイ。
後ろでTb隊がブブゼラみたいになってるし。


Hello and Goodbyeは展開が素晴らしいです。


Skylark、曲はあんまり好きじゃ無いのだけれども、Dick Oattsのソロが素晴らしすぎます。


なんか語ると語るだけ零れ落ちるモノが多くなりそうなのでこの辺で…。

Invisible Way (by Big Acoustic band)



最近発売されたアルバム。
iTunesにインポートしたら、曲情報が無いって言われました(笑)
仕方が無いので自分でポチポチ打って、ついでにCDDBに送信してみました。


Dick Oattsはゲスト参加です。"with Dick Oatts"となっている割には1, 4, 5 & 7曲目のみに参加してます。


一番最初の"Txeroki"はCherokee進行ですね。
…どういう意味かGoogle先生に聞いたところ、フランスで逮捕されたスペインの犯罪者の
情報ばかり出て来たので、面倒になって放置。
まぁDick OattsがCherokee吹くとどうなるのか、というのが聞けるだけで充分満足出来ます。


他の曲もちょっと癖の有る感じのアレンジが多いですが、意外と聴き易いです。
多分プレイヤーが報われるアレンジになってるのだと思う。


まだちゃんと聴き込めていないのだけれども、愛聴盤になる気がビンビンするので
オススメとして挙げてしまいました。

オススメDVD

Jazz Masters Series: Mel Lewis & Jazz Orchestra


「メルビデオ」と言えばこれですね。
元々はVHSしか出ていなかったものが、2005年にDVD化されたようです。
この記事書くためにAmazonでMel Lewisを調べてたら発見したので、光の速さでポチりました。


収録曲は以下の通り。


1. One Finger Snap
2. The Dolphin Dance
3. Make Me Smile
4. The Eye of the Hurricane


ちなみにこのアルバム、若かりし日のKenny Garretが乗っています。
まぁ、上に挙げたMel Lewis & the Jazz Orchestra (Live)のCDも3rd AltoはKenny Garretです。


パーソネル紹介ではKeneeth Garretってなってますが、
ソロ紹介の時はKennyって言ってる気がします。

Mel Lewis And His Big Band


つーかMelのCDもDVDもタイトル同じようなのばっかりで判り難いっす。
これはエルサレムでのライブだそうです。


収録曲はこんな感じ。
1. I'm Getting Sentimental Over You ⇒ Low Down
2. Ding Dong Ding
3. I Get A Kick Over You
4. I Wanna Be Happy
5. Little Pixie


Ding Dong DingはDick OattsとBilly Drewesによるソプラノバトルが存分に楽しめます。


3曲目と4曲目は、Lynn Robertsというボーカルの方を迎えて演奏してます。
かなり普通のアレンジです。


ちなみにピアニストがJim McNeelyじゃ無いです。Phil Markowitzという方。


…ん?


あー!


Nick Brignolaのバンドに乗ってた人だ!良く気づいたな俺。