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Big Band、Saxの話題や、自分が採譜したソロ譜面を公開する音楽系ブログです。

TOEIC 965点取れたので、使った教材の感想をまとめてみた。(Part 7編)

Part 7って、身も蓋も無い言い方をすると普段英文をどれだけの量
読んでいるか次第でだいぶ問題を解くスピードが違うと思いますし、
それによって大きくスコアが左右されると思います。
なので、解法テクニック的な物を学ぶよりもひたすら「習うより
慣れろ」で英文をスピード感を持って読む訓練を積んだ方が良い
ように思います。英文ニュース記事をザザっと読むとか、TOEIC
勉強ではPart 7の問題をひたすらにこなすとか…。


自分がこうした考えなので、以下で紹介するPart 7用の書籍2冊は
今ひとつピンと来ませんでした。

TOEIC(R)テスト 究極のゼミ Part 7


特徴に関しては模試編で書いた通りで、そこは相変わらず気に入った
点ではあります。
問題の解き方を整理しながら実践するのは良いのですが、ちょっと
ゼミ各回の問題は簡単な印象が有りました。
一方で、最後のミニ模試の2つ目は結構嫌らしい引っ掛け問題が
色々有ったりして、1冊やり終えた後の後味は悪かったです…(苦笑)


「究極の模試」及び「究極のゼミ Part 5&6」が諸手を上げて万人に
オススメ出来るのに対して、このPart 7は特にPart 7に苦手意識を
持っていてる人だけで良いかな、という気がしました。


オススメ度: ☆☆☆

英語屋直伝メソッドでめざせ200点UP! TOEICテスト弱点完全克服リーディング

この本、要注意です。


まず、タイトルが非常に紛らわしいです。タイトルは「リーディング」
となっているのですが、対象範囲はPart 7だけです。
そして「めざせ200点UP!」というのはもう1冊の「リスニング編」
にも同じ事が書いてあります。つまり「めざせ200点UP!シリーズ」
のうちの1冊だという事です。
そもそもPart 7ってリーディング100問495点のうちの48問ですから、
大体配点からすると240点前後。20点しか得点出来ない人がこれ
1冊で220点取れるようになるか?と言うと、相当疑問です。
別の切り口から見ると、「本書の構成と使い方」には「次のような
レベルの方を対象としています」として「リーディングスコアが
300点〜420点程度」となっているので、200点上がる余地なんて
残されて居ない人がターゲットです。良いのかこんなんで。


そして内容も少々問題傾向の分析に偏り過ぎている気がします。
出題パターンが細分化されて紹介されているのですが、模試を
数パターンやるだけで粗方理解出来る内容だと思いますし、
どうにも自らが謳っている「トレーニングブック」というよりは
「分析書、問題パターン解説書」というマニアックな類の本に
思えてなりません。


WPM(Word Per Minute、一分間辺りの読解語数)を指標として
どの程度のスピードで問題を読む必要が有るのか、という点だけが
唯一の収穫でした。


某所のオススメ教材リストで、目標730点以上の人向けへのオススメ
教材に載っていたので購入しましたが、全くの期待ハズレでした。
2014年7月に購入したのにも関わらず、2012年8月15日付の初版
だったという時点で「お察し」だったのかもしれません。


Part 5&6編で書いた990点全方位といい、この出版社
(The Japan Times)の書籍はどうにもウマが合いません。


オススメ度: ☆


TOEIC 965点取れたので、使った教材の感想をまとめてみた。各記事リンク】
導入編模試編Part 5&6編、Part 7編(この記事)、単語編その他