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TOEIC 965点取れたので、使った教材の感想をまとめてみた。(単語編)

TOEIC TEST 出る単特急 金のフレーズ


取り上げられている単語はTOEIC対策として非常に的を射て
いると思います。
この単語帳に出ている単語を他出版社の模試でも見掛けたり
しますし、勿論(当然著者側が研究しているであろう)公式
問題集とも親和性が高いと思います。正に「出る単語だけ」
というのも大げさでは無いと思います。
自分は「600点レベル―助走の400語」はスキップして
「730点レベル―加速の300語」から手を付けましたが、他所で
見掛けて単語帳に纏めておいた単語と再会する事が多かったです。


ただし、単語の解説部に「TOEICの世界では〜」という学習に直接
役に立たない「TOEICあるある」が多すぎて邪魔なのは頂けません。
こういうCoffee Break的なものは嫌いでは無いのですが、さすがに
過剰な気がします。毎ページかならず1つは有る勢いです。
各章の終わりに纏めておいて、表には語源なり発音記号なり直接
学習と関係の有る内容を充実させてくれた方が助かるのですが…。


それでもやはり網羅されている単語のラインナップが優れていると
思いますので、オススメ度は高いです。


オススメ度: ☆☆☆☆

「1駅1題 新TOEIC TEST単語特急」、及び「新TOEIC TEST 単語特急2 語彙力倍増編」

うーん、色々と違和感が有りました。


・レイアウト
問題ページに既に一部語句の和訳が載ってしまっているため、
純粋な学習には邪魔になります。見ないように心掛けても
どうしても目に飛び込んできてしまう事も有るので…。


・「解答目標タイム」が自分の実感と乖離する事が多い。
中・上級者向の「解答目標タイム」が各問に書いてあるのですが、
これがどうもチグハグな気がします。
他の特急シリーズでは気になる程乖離する事は無かったのですが…。
「いや、これ5秒か10秒でしょ。」というのが、20秒になっていたり
するケースが多かったです。


・主にビジネス関係の文章で違和感を覚える事が多い。
例えば
“The sales figure should be accurate as our accountants have confirmed the numbers many times.”
という問題文の訳が、「わが社の会計士が数字を何度も確認して
いるので、売上高は正確なはずです」となっています。
うーん、この文脈だと訳は「経理担当」が妥当だと思うのですが。
(単語訳の部分にも”accountant”は「会計士」とあるだけです。
ちょっと雑すぎやしませんかね…。)
自社に会計士が何人も居てその人達が何度も売上高を確認する、
というのは有り得なくは無いと思うのですがどうにも想像し難い
気がします。
「わが社」担当の監査法人の会計士達が何度も確認する、という事
なのかもしれませんが、どんなシーンで誰が誰に向けた発言なのかと
考えると、これまたピンと来ません。
IR発表のシーンで聴衆から売上高の妥当性について質問が有ったと
して、会社側が「監査法人が何度も確認したので売上高は正しい
ハズです」なんてすっとぼけた回答するのか?とか…。


こうしたモヤモヤする文章が散見されるのがどうにも引っ掛かって
しまいます。
文章をまるっとシャドーイングして覚える事を想定すると、
こういう100%の信頼を置けない文章・意味を何度も繰り返し
て頭に叩き込んでしまうのは危ない気がします。


単純な単語集では無くTOEIC形式の問題を実際に解きながら
単語も覚えるというコンセプトも、「要は問題集では?」と
考えるといまいちウリになっていない気もします。


単語関係の本では金フレよりも先にこの2冊に手を付けたのですが、
正直金フレだけで良くてこちらは不要だったように感じています。


オススメ度: ☆☆


TOEIC 965点取れたので、使った教材の感想をまとめてみた。各記事リンク】
導入編模試編Part 5&6編Part 7編、単語編(この記事)、その他