TOEIC 965点取れたので、使った教材の感想をまとめてみた。（Part 5&6編）
TOEIC(R)テスト 究極のゼミ Part 5&6
「究極の〜」シリーズです。模試編でも書いた通りの特徴が、自分には
とてもウマが合ったためこちらも大変気に入りました。
全12回のゼミ＋ミニ模試の形式になっていて、各ゼミ1回分は急いで
やれば30分程度で終わらせられます。じっくり解説を読んでも１時間
程度でしょうか。
座学で勉強出来る場合、最初の１冊はこの本が良いと思います。
問題パターンの分析・解説及びその例題も充実していますし、
問題の難易度も簡単なものから意外と歯応えの有るものまで幅広く
取り上げられていて、１冊の本としてトータルバランスに優れているし、
とても丹念に練られて作られている印象です。
初回学習時の正答率： ８割程度
オススメ度： ☆☆☆☆☆
「1駅1題 新TOEIC TEST文法特急」、及び「新TOEIC TEST 文法特急2 急所アタック編」
通勤・通学時に勉強出来るようコンパクトに纏まっているシリーズです。
限られたレイアウトの中でも頑張って解説を凝縮している印象で、
この点での物足りなさを感じる事は有りませんでしたし、問題の質や
傾向の分析、出て来る単語等も申し分無く良く出来ていると感じました。
但し、１問毎に解答・解説が出て来てしまうので、座学で集中して
勉強するにはちょっと使い辛い印象です。やはりスキマ・移動時間
での勉強用に特化している本だと思います。
また、安価ですが問題量のボリューム的には少々物足りなさが有るので、
２冊セットで運用する前提で考えた方が良いと思います。
とても人気の有る本なのですが、ちょっと用途的に尖っている印象が
有るのでその点を認識した上で購入するのが良いと思います。
初回学習時の正答率： ８〜９割程度
オススメ度： ☆☆☆☆
新TOEIC TEST 900点特急 パート5&6
特急シリーズの中で、Part 5&6の高得点に特化した１冊です。
ですが、難問ばかりという事でも無く意外と「何でこんな簡単な
問題が？」というのも混じっていたりもします。
「900点」というのでちょっと身構えてしまったのも有るのかも
しれませんが、暖簾に腕押し的な印象でした。
そもそもPart 5&6を26問（実際の試験での52問のちょうど半分）
５セット分解くというコンセプトなので、難しい問題ばかり並べる
ワケにも行かなかったのかな、とも思います。
また、各問題毎に難易度や正答率が載っているわけでは無く、
「解答目標タイム」が載っているのみです。
問題量を数多くこなす為に買ったのですが、この目的だとやはり
１問１ページ毎に解答・解説が出て来る書籍は今ひとつ目的に
そぐわなかったかな、とも感じています。
初回学習時の正答率： ７割程度
オススメ度： ☆☆☆
TOEIC(R)テスト990点全方位文法・語彙 (全方位対策シリーズ)
色々と割り切っている印象の有る問題集です。
・弱点分析テスト： 52問（Part 5&6）
・Part 5： 200問
・Part 6： 60問
・総仕上げ模試： 52問（Part 5&6）
と問題量は豊富です。
が、総仕上げ模試に正答率が載っているのを除くと、各問題の
難易度を示唆する指標が何も載っていない、というのも他書籍と
比べると随分と思い切った仕様なように思えます。
見開き１ページに問題が載っており（Part 5部は計８問（左右
４問ずつ））、次のページに同量の解説というレイアウトは自分の
勉強するペースに合っていてなかなか良いと感じたのですが、
一方で解説量の物足りなさにも繋がっているように思えます。
また、最後の総仕上げ模試には予測スコア算出表が付いており、
自分は11問ミスの410点だったのですが、スコア表がただ有る
だけで「得点に応じて今後満点を目指す為にはどうすれば良い」等の
指南は何も無くそこでブツリと終わります。
問題集を１冊解き進めていった結果、最後に「後は知らん」と
放り出されてしまうような感じで非常に印象が悪いです。
タイトルに「990点」と有りますがさすがに大風呂敷を広げすぎな
印象で、内容の充実度や難易度的にもこの１冊仕上げるだけで
（Part 5&6の）満点が狙えるかというとどうにも疑問です。
（せいぜい860点以上向け程度では？）
色々な側面での残念な点が積み重なってしまった結果、総合的な
印象は決して良くない１冊でした。
