へいまいく!

Big Band、Saxの話題や、自分が採譜したソロ譜面を公開する音楽系ブログです。

スケール練(1)

後輩からの質問にBlogを使って答えようコーナー。


「どうしたら指回しが早くなりますか?」という質問を受けました。
「スケール練しか無いっしょ!」と答えたんですが、良く考えたら
このBlogにスケール練の具体的な練習法とか書いてなかった気が…。


一応口頭では説明したんですが、この際なので記事にしちゃいます。


「早く指が回せる」というのは脳の指示と指の動きと呼吸が一体化
した結果、出来ることになるもので、楽器コントロール能力のうちの
ひとつだと思います。


さて、ひとつめのパターンはこんな感じ。

Major Scaleで、半音ずつ上がって行きます。
音が出せない最高音が必要なスケールが出てきたら、1 or 2オクターブ
下げます。
12パターンやったら最初の音に戻って来るハズです。
Major Scaleに慣れたら(或いは飽きたら)Harmonic Minor Scaleでも
やりましょう。


音の出し始めだけタンギング、後はノータンギングです。


スラーは最初の2つしか書いてませんが、全部に掛かってるつもりで。
かつ、音の起伏に併せてちょっと歌うようなつもりで抑揚を付けて
吹きましょう。


ふたつめのパターンはこんなの。

注意点はパターン1と一緒です。


練習する際、必ずここは抑えましょう。
・基本はゆっくりから段々スピードアップ
・with metronome


テンポはゆっくりも四部音符60とか、激ゆっくりから。
それ以上の早さでやっても、大抵出来るつもりになってるだけで実際
ちゃんと確認してみると大抵出来て無いものです。


そして、小節頭1拍だけメトロノームを鳴らすのも試して下さい。
繰り返しになりますが、小節頭だけメトロノームを鳴らすと自分で
タイム(ビート)を出して、タイム感を養う練習になります。
ただ、その結果が2頭、3頭、4頭にちゃんと合ってるか、また1小節
4つ打ちに戻って確認して下さい。


この2パターンに、(a)イーブン、(b)裏打ちアクセント、(c)Swingと
いう3パターンを掛けあわせて練習します。
この(a)、(b)、(c)については、明日の記事で書きます。