へいまいく!

Big Band、Saxの話題や、自分が採譜したソロ譜面を公開する音楽系ブログです。

スケール練(2)

昨日の記事の続きです。


(a)イーブン
音の出し始めだけアクセントして、その後はノータンギングで息出しっ
ぱなしでスケールを吹きます。
オクターブまたぐ時とか、タンギングで誤魔化したくなりますが、
そこもちゃんと運指も正確に軽やかにすることで誤魔化さずにキレイに
吹きましょう。
 

(b)裏打ちアクセント
音の出し始め、及び裏拍だけ、ソフトで軽やかなタンギングでアクセントを
付けます。
最初から強くアクセントをしようとするとなかなか難しいと思うので、
弱めのアクセントでも良いです。その代わり、ちゃんと息出しっぱなし
にすること。


(c)Swing
(a)と(b)がちゃんと出来て、初めて(c)が成り立ちます。
注意点は(a)+(b)で一緒。
とりあえずは、律儀に三連中抜きのテンポでやりましょう。
これが

こうなる

繰り返しになりますが、息は出しっぱなしです。


あ、図には書けてませんが、当然裏拍(三連中抜きの三拍目)はソフトで
軽やかなタンギングでアクセントを付けて下さい。


折角なので、どのパターンの練習をやる時も、大きく吐いて、
大きく吸って、喉を広げて、暖かい息を出すイメージで吹きましょう。


練習をする時は、パターン1 x (a)(b)(c)か、パターン2 x (a)(b)(c)の
どちらかは必ずやりましょう。


ちなみに、「JazzはSwingだ!」といって(言われて?)(c)ばっかり練習してる子を
良く見かけますが、実は(c)よりも(b)の方が遥かに大事です。
(実は使う機会も、(c)より(b)の方が多いと思います。)


(c)のパターンはテンポが早くなっていくとどんどんSwingの幅が
浅くなって、イーブンに近付いて行きます。
なので最初のうちは、四分音符60〜120位の間で、ゆっくり正確に
練習する事を心掛けましょう。


あ、以前紹介した、Jackie McLeanのDaily Warm-up Exerciseに、
(a)(b)(c)を組み合わせても面白いですよ。

Major scale、minor scaleも駆け足ですが網羅されていますし、
これ以外にも三度飛び進行とかも有るのでオススメです。