へいまいく!

Big Band、Saxの話題や、自分が採譜したソロ譜面を公開する音楽系ブログです。

"From This Moment On" by Count Basie Orchestra from "BROADWAY AND HOLLYWOOD... BASIE'S WAY"

久しぶりの依頼対応です。

From This Moment On in B♭.pdf - Google ドライブ
From This Moment On in C.pdf - Google ドライブ

いや、依頼自体はポツポツ来ていたんですが、「複数曲同時依頼、おまけに
そのうちの1曲は過去に対応済」とか、音源添付とか正気を疑うやる気が
削がれる依頼が多かったので…。

あ、音源添付でも「譜面会社のデモ音源で市販されていないCDのようなので、
ルール違反かとも思いますが添付します」との但し書き付きで送付して下さった
方もいました。
(あれは単純に気が乗りませんでした、すみません。
コードほぼ一発でただ暴れてる感じのソロだったので、別に譜面に落として
勉強するような代物じゃ無いと思って見送りました。)
その依頼では無くて、普通に市販している音源を添付して来るのとかが有ってですね…。

さて、気を取り直して。

知らないアルバムに収録されている、初耳のアレンジでした。
ちょっと幾つか視聴してみたところ、意外とオーソドックスに良いアレンジが
多いような感触だったので、思い切ってアルバムを買ってみました。
66年と67年録音のアルバム2枚が2009年にセットで再販されたものなんだとか。

68年に"Basie, Straight Ahead"が録音されていますから、その前に
"Basie's Beatle Bag"だとか、"Basie Meets Bond"だとか色々と
企画スタジオ録音モノをやってたうちの1つですね。

うん、音質も良いですし意外と良いアルバムだと思いますよ、コレ。
元の曲はミュージカルや映画の有名曲ばかりですし、脱力して
なんとなーく聴くには持って来いです。
譜面さえ有るのであれば、学バンのジュニアとかで取り上げても
面白いと思います。

依頼の有ったソロは多分Eddie 'Lockjaw' Davisのものなんじゃないかと。
この時期のベイシーバンドの看板ソリストですね。
Queen Beeのテナーソロも確かこの人です。)
歌い回しというかコブシというか、聞かせ方(効かせ方)が美しいです。

ちょっと脇道に逸れますがこのアルバム、ドラマーがEd Shaughnessyです。
Buddy Richとバトったり、赤バディのShawneeで叩いてる人。

Buddy Rich and Ed Shaughnessy Play Drums on "The Tonight Show Starring Johnny Carson" - 1978
ベイシーバンドに乗った事有ったとは知らなんだ(笑)

どうも60年代前半迄のSony Payne, 60年代後半以降のHarold Jonesの間で
何人かドラマー変わってるっぽいですね。
(Louie Bellson…はスウェーデンだけのトラだったのかな…?)