へいまいく!

Big Band、Saxの話題や、自分が採譜したソロ譜面を公開する音楽系ブログです。

これからの「正義」の話をしよう

買ってから読み終えるのに3ヶ月位掛かりました。

もともとNHKの「音楽の学校」の後かなんかに番組紹介で見たのがきっかけでした。
レコーダーで撮り貯めたやつをポツポツ見てて、「あーこれ面白いなー」と思ってたら
本屋で本が売られてて驚きました。

「殺人に正義は有るのか」というのが一番最初に取り上げられているテーマだけれども、
他にも志願兵制、徴税制なんかを功利主義に批判的な立場から論じています。

「論じています」というよりは、元が学生に考えさせる問いかけ式の講義のため、
都度考えながら読むことになります。

だから読むのに時間が掛かったんですよ。ええそうですとも。

溜まりに溜まった日経ビジネスを消化するのに時間が掛かったとか、
Fateのファンディスクの方をやってて文章読むのに疲れたとかそういうんじゃ無いから。

それにしても、法哲学とか政治哲学とかそういうのに初めて触れたわけですが、
今まで考えた事の無かった切り口から物事を考えさせられるので、良い刺激になりました。

あ、ちなみにこの授業、日本の大学で言う一般教養的な講義であって、
専攻としての講義じゃ無いらしいですよ。