「戦略と実行」組織的コミュニケーションとは何か
前職ではマーケティング、今は経営企画に携わってる身として
「戦略(前職では主に戦術)を立てる」という事はやって来てました。
ただ、そこで問題になるのは、結局「実行」(execution)の部分だと
常々思っていました。
また、PDCA(Plan, Do, Check, Action)にしても、PDCAサイクルがちゃんと
回って機能していればまだ幸せなのだけれども、大抵は「P→D→P→D」の
繰り返しになっていたり、はたまた「C」の部分で根源的な問題に触れず、
皆が不幸にならないようなふにゃふにゃした内容になって、結局正しい
「A」に繋がらなかったり。
こうした、仕事をする上でのモヤモヤした部分に焦点を当てて論じてくれている
本なので、ちょっとスッキリしました。
本の中で例として挙げられていた、カーリー・フィオリーナCEO時代の
HPの戦略とか、戦略自体は悪く無いけれども、実行の部分に問題が
有ったがために結局上手く行かなかった、という事はとても多いと
思います。
著者の方は、今僕の母校で教鞭を取られているのかな。
一度講義とか出てみたいです。