アルトサックス色々と吹いてみた - Selmer編(後編)
(前編はこちら。)
何度か書いているのですが、僕自身は手が小さめなので、キーが自分の手にフィットするかどうか、というのは楽器を選ぶにあたって重要なファクターです。
今回、試したSelmerの3機種は、左手で持った際に感じる太さや操作性に関しては「どれも僕にはちょっと大振り」といった印象であまり大きな差異を感じなかったのですが、一方で右手回りは明確に異なりました。
前編の記事と順番が変わってしまって申し訳無いのですが、下の2種類の画像を元に説明していきます。
1.右手小指キー
Serie 2 ⇒ Serie 3 ⇒ Reference、とどんどん小さくなって来ています。
単純にキーの大きさだけで考えると、僕はSerie 3がちょうど良かったです。
Referenceは小さすぎて、小ぶりな僕の手でもキーの端を小指の腹で引っ掛けるような押し方になってしまいました。
届かないとか手首が痛いとかいう事は無いので慣れの範疇なんですが、左手: 大振り、右手: 小振り、でバランスがチグハグな印象です…。
単純に「Mark 6に近い」という事なのかもしれませんがMark 6はどの時代のものでももうちょっと左手コンパクトじゃなかったかな…?
2.サイドキー、及びサムフック周り
今度はサムレスト付近を裏側から見てみました。
Serie 3の写真がピンぼけしてますし、カメラと楽器の距離が一定で無いようで大きさもマチマチなんですが、右手サイドキー群、特に一番上のキーの形状及びサムレストからの距離がモデルによって結構違います。
前編でも触れましたが、Serie 2は右手首が痛くなってしまい、しんどいです。
Referenceのものが一番しっくり来ました。
このタイプのキーの形状にバリトンのMark 6で慣れている、という影響も大きいと思いますが。
Serie 3のものはSerie 2ほど遠く無かったので、許容範囲内でした。
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