守屋純子オーケストラ
おぉ、以前聴きに行った時にも記事書いてた。こちら。
という事で恐らく4年ぶり5回目です。
19時開演、というのはなかなか社会人的に辛いものが有りましたが、
どうにか間に合いました。
いやはや、楽しかったです。
今回の公演のテーマが"Big Band Plays Hard Bop!"だと知って物凄く
期待していたのですが、公演が近付くにつれ、
- 昨年亡くなってしまったHorace Silver特集らしい、
- なんか2nd Stageは徳川家康組曲とかなっちゃうらしい、
なんて話を知って一体どんな公演になってしまうのか、不安な気持ちも
それなりに抱えて行ったのですが、蓋を開けてみたらとても楽しかったです。
ちょっと散文的になりそうなので、箇条書きで。
- とにかくホーン隊のバランスが完璧すぎる。全てのセクションを1つずつ分解して聞こうと思えば聞けちゃうし、全体をまるっとまとめて聞こうと思っても聞けて本当に気持ちが良い。
- PAがブリッジし過ぎてなかったのもありがたい。
- 1曲目の音価の揃い方とか凄すぎ。
- 第二部1曲目のピアノトリオの納浩一のソロがキレッキレ。聞きながら思わず変な声出ちゃった。
- 確か裏家康公か三河武士魂のどちらかで、Tb隊が主旋律を吹いた後にそれを即Brass隊が引き継いだ際の、Tb隊の音量変化が絶妙過ぎて…。担う役割に応じた切替の鋭さ、セクションとしての統一のされ方が本当にもう。
- 徳川家康を題材にした曲集も、(パンフで解説を見たり、MCでの説明を聞いたりしているという点を差っ引いても)色々とシーンが想像し易い、素敵な曲達だった。(もっと現代曲的な難解な感じを押し付けられるのではと身構えていたけれども、全曲非常に聴き易かった。)CD発売がとても楽しみです。
一緒に行った嫁(#゜Д゜)やバンドメンバー達も、
「今までの公演で一番良かったんじゃ?」との評価でした。
しかしあの顔ぶれで長年9割方メンバー固定でやってるもんなぁ…。凄いわ。
しかもリハだと超怖いらしいですよ、守屋さん。
Senor Bluesと裏家康公は自分でも演奏してみたいですね。
ちなみに…なんだか今回やたらとシルバー層の観客が多かったです。
一方で学生の少ない事少ない事。
「ちゃんとトッププロの生演奏聞こうよ…」とか思ってしまいます。
第一部
1. Blowin The Blues Away
2. Moon Rays
3. A Touch of Monk
4. Sing Your Song
5. Senor Blues
第二部
1. St. Vitus Dance
徳川家康公ジャズ組曲/厭離穢土・欣求浄土(おんりえど、ごんぐじょうど)
2. House Of The Winner(表家康公)
3. Another Side Of The Winner(裏家康公)
4. Samurai Spirit Of Mikawa Warrior(三河武士魂)
5. Mt. Kuno(久能山東照宮)
6. Groovin' Forward
Enc. Cavatina
- Pf. Comp. Arr.: 守屋純子
- Tp: エリック ミヤシロ、木幡光邦、奥村晶、岡崎好郎
- Tb: 片岡雄三、佐藤春樹、東條あづさ、山城純子
- 近藤和彦(as, ss, fl)、緑川英徳(as)、岡崎正典(ts)、アンディー・ウルフ(ts)、宮本大路(bs)
- Bass: 納浩一
- Drums: 広瀬潤次
- Percussion: 岡部洋一