へいまいく!

Big Band、Saxの話題や、自分が採譜したソロ譜面を公開する音楽系ブログです。

(4)ピッチトレーニング

①個人でするものと、②セクション単位でするものが有ります。

①個人でするもの
 ロングトーン。チューナーとメトロノーム付き。
 サックスの場合、最低音から最高音まで半音ずつ上がって行くのを
 BPM = 120で、3小節吹く + 1小節休みでやるのを2セットずつ繰り返しても、
 60/120 x 4 x (3+1) x 2 x 41音 = 656秒 = 約11分
 10分強で全音出来ちゃうんです。
 これやると、だいぶ自分の中に音感が育ちます。

 注意するのは、チューナーとメトロノームを必ず用意する事。
 そして、チューナーに合わせに行くのでは駄目です。
 目を瞑ってストレートに吹いて、自分がピッチ上どこにいるのかある程度
 予想が付いたら、目を開けてチューナーと確認、というプロセスを辿ります。

 僕は現役の時には、E年以降(F年、かな?)毎日やってました。

 え?今?

②セクション単位でするもの
 セクション単位で皆で丸くなります。(その方が相手の音が聴きやすい)
 これは曲中のハモを使って構成なんかを確かめてみて、例えばテンションの人が
 抜けるとどうなるだろうとか、ルートと最高音だけ音量低くするとどうなるだろうとか
 色々試してみてみます。
 まぁ、「気持ち良いハモって何なんだろう」というのと、
 色々な人が色々な役割を担ってるんだなぁ位のところを体感して貰えれば。

 ホントはハモの中でもピッチがちょっと高めを狙ったり低めを狙ったりしないと
 気持よく無いとか有ったりするのだけれども、これはちょっとマニアックなので
 どういう事か判らないうちは特に気にしなくて良いと思います。

 フルバンドの経験が浅い人がメンバーに居るようであれば、1週間に1回位、それなりに
 フルバンドを知ってる集団で有れば1ヶ月に1回とかで良いんじゃないでしょうか。