原発危機の経済学
元々は日経ビジネスオンラインで、著者の斎藤誠教授と
池上彰氏との対談記事を読んだのが興味のきっかけでした。
記事は…ログインしないと見れないのかも
しれませんが、こちらです。
第1回・第2回・第3回
至極真っ当な事を仰られていると感じたので
本の方も買ってみました。
原子力屋さんじゃない、エコノミストが書いたからこそ
内容が非常に判りやすいです。
まぁ、BWRの制御棒の仕組とかは、概略図位有った方が
更に判り易かったかとも思いますが。
いずれにせよ、冷静に・努めてフェアな視点で
フクシマ事故と今後の原発事業の有り方について
論じています。
今後のエネルギー事情を考えるにあたって、
非常に参考になる良書でした。
厄介なのは、日本は資源小国なので、例え今後原発と
順次さよならして行くとしても、
「じゃあ代替エネルギーをどうするよ」、というのは
不可避な問題である事。
「国家百年の計」と言うけれども、エネルギー政策は
本当に(少なくとも)20〜30年位の視野で考えなくては
ならないから、大変な難題です。
地熱や洋上風力が、どの程度早く代替エネルギーとして
育って行くか、はたまた発電コストの問題も踏まえ、
是非ご意見をお伺いしてみたいです。