へいまいく!

Big Band、Saxの話題や、自分が採譜したソロ譜面を公開する音楽系ブログです。

A-9937PGPを選ぶまで(前編)

まずは先にこちらとかこちらをどうぞ。


さて、ようやく自分の現在使っている楽器に辿り着きました。

Yanagisawaが良いなぁというきっかけ


だいたいこんな↓感じでしょうか。

  • 最初のお師匠様がYanagisawa出身の方で、当時(確か)発売されたばかりの9937Zを絶賛していた。
  • 二人目のお師匠が完全にYanagisawa Loveな感じだったので、熱烈アピールされた。(※)
  • 後輩が楽器を選ぶ際、自分もブラインドテストに参加してみたら、Yanagisawaの音が好きだった。
  • サークル備品のソプラノを買い換えた際、S-902を選んだ。


※と言っても当時師匠はアルトはMark 6とSBA使ってましたが(笑)
ただ、バリトンは9930BSBを使ってたし、アルトも予備で901VGとか
使われてたと思います。
その後、アルトは992GPをメインにされました。


ちょっと脇道に逸れますが、ブラインドテスト、面白いですよ。
誰か1人に協力して貰って、楽器色々吹いてもらうんです。
自分はそれを背を向けて聴くだけ。
音そのものというよりは音の輪郭とか密度とかに注意すると
違いが判り易いような気がします。

Selmer Mark 6とどっちを買おうか。

「自分の楽器を買おう!しかも一生使えるようなモノを!」と
決心した時はアメリカ在住でした。
ただ、残念な事に近隣には管楽器に強い楽器屋さんが皆無でした。
アメリカなのに。
ラインナップ微妙なところばっかりでした。


Cannonballバリトンを探して、OaklandにあるAcme Musicと、
Palo AltoにあるPeninsula Musicには行きましたが、
両方ともアルトのしかもアメリカン・ビンテージなんかは
全然有りませんでした。


なので、日本に一時帰国した際、新大久保のお世話になっていた
お店でMark 6を片っ端から吹かせて貰いました。計20本程。
値段のタグは取って貰って、アメセル or フラセルも無視、
シリアルなんかもなるだけ見ない、
というコンセプトで吹きました。


結果、残ったのがこんな感じでした。

  • 12万番台 88万円
  • 12万番台 80万円
  • 23万番台 65万円 (次点)


全部アメセルでした。


ちなみに自分が欲しいと思った順番と、価格がものの
見事に一致したので、笑ってしまったというかちょっと
嬉しかったというか。


一番最後の奴だけは次点な感じです。
3つ目なのに次点と言うのか、という問題はさておき。
自分が借りていたSA80にキャラクターが似ていたので、
なんだか気になって残しました。


ともあれ、Mark 6で満足の行く楽器を買おうと思うと80万円とか
必要になるんだなー、と言う事で納得。


ただ、昔Conn 6Mを吹いていた経験から、ビンテージだと
リペアマンも選ぶし、しょっちゅうガタが来るしで大変…と
いう印象だったのと、サークルでヘタり切ったKeilwerthの
バリトンを吹いていたので、果たしてこれだけの大枚をはたいて
一生モノの楽器となり得るのか?というところで引っ掛かりました。


後編へ続く。