へいまいく!

Big Band、Saxの話題や、自分が採譜したソロ譜面を公開する音楽系ブログです。

Gottsu Sepia VI (テナーサックス本体とマウスピース、購入後)

昨日の続き。

えっと、まず先に弁解しておくと、僕はテナー歴は相当短いので、テナーに関するコメントは、アルトとかバリトンとかと比べるとあんまり自信無かったりします。
まぁでも自分が思った通りに取り敢えず書いてみます。

購入後に色々と吹いてみてますが、改めて良い楽器だと思います。
これから吹き込んでいって、更にアンラッカーの部分が酸化してったりして音も変わって行くと思うので、どんな感じに変わって行くか非常に楽しみです。

音色はやっぱり暗めです。
「ビンテージっぽいか?」と言われると、やっぱり「?」な気がしますが、確実にJazz向けの楽器だと思います。
あと、楽器自体がはっきり音色の方向を持っているので、音色の幅が欲しかったり、明るめの音が欲しかったりする時には対応出来無い気がします。
(そういう意味では、Yanagisawa T-992の方が、変幻自在に何にでも使える気がします。)

次にマウスピースについて。
Sepia Tone(普通の)とSepia Tone VIを比較すると、アルトのマウスピースでは、明るさは VI>普通の でしたが、テナーでは 普通の>VI な気がします。
そしてVIマウスピースの方が、まとまった音でズドンと鳴って行く感じがします。
制作する上で参考にしたというOtto Link Slantは、僕は吹いた事無いんですが、「こういうサウンドだったんだよ」と言われても「成る程!」と納得出来そうです。
それ位、「暗い・太い・ズドン」という3要素が揃ってます。
あー、「密度が濃い」と言った方が良いかも。
あ、勿論めっちゃ吹き易いです。

ちなみに、ティップの部分はアルトと同様、普通のよりも更に細くなっているんですが、音の立ち上がりの早さという意味ではあまり変わらない気がしました。

それにしても、このユニーク且つしっかりと作り込んである楽器に、素晴らしい出来のマウスピースが付属して来るので、これはこの音のキャラクターが好きだったらとても魅力的な商品だと思います。

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