へいまいく!

Big Band、Saxの話題や、自分が採譜したソロ譜面を公開する音楽系ブログです。

Yanagisawa WOシリーズ試してみた(WO1)

さて、一番最初はA-WO1から。

旧機種との比較だと、多分この機種が一番判りやすく顕著に、おしなべて良い方向へ変わったと思います。

例えば旧機種ではこんなところが不満でした。

  • キータッチ
  • 鳴らしきろうとした時にともするとビリッと鳴ってしまって限界を感じる
  • 明るめの音色

これらを総合して、「うーん良い機種なんだけれども、まぁなんだかんだでやっぱりエントリー機種よね」という印象が
どうしても拭えなかったのですが、これらが軒並み解消されていてとても上質だと感じました。

僕はサークルの後輩達とか大学生位の人達にはA-901を勧める事は今迄決して無かったのですが、このモデルは選択肢に加えて真剣に検討するに充分足りるのではないかと思います。
…あぁそうか。書いててふと思ったのですが、B-901とかS-901
とかのポジショニングに近くなったのかも。
バリトンとかソプラノとかだと、予算だとか持ち替え楽器としての扱いだとか、ネックのストレート/デタッチャブルだとか色んな理由から、「901という選択も有りじゃない」というシーンが多々有ったのだけれども、アルトでもいよいよ
「WO1という選択も有りじゃない」と言える位になったんじゃないかという気がします。

最近では低価格帯は台湾製モデルの質の向上等も有ってだいぶ競争が熾烈になって来ていると思いますが、そうしたところで殴り合いをするのでは無く、「お先に失礼、ここまで来られるものなら来てごらん」とヒラリとひとつ上のレベルを提示しているような気がします。
(まぁ実売10万円台にはいよいよ収まらなくなったので価格的にも1段上なんですが、変に相手の得意なフィールドで殴り合いをするよりも賢明だと思います。)

【アルトサックス「Yanagisawa WOシリーズ吹いてみた」 各記事リンク】
 導入編、WO1(この記事)、WO10WO10補足WO2WO20WO37
 ヘビータイプ vs ライトタイプ感想まとめ