(2)プロの生演奏を聴こう
CDすら聞かないのは論外ですが、CD聴いて満足してちゃ駄目です。
自分達の最終的な目標が「良いCDのレコーディングをする事」だったら、CDばっかりガンガンに聴いて、レコーディング
エンジニアリングだとかミックスだとかの勉強をすれば良いと思いますが、一般的なバンドだとそれが目的じゃないですよね?
演奏の目的って、どこまでストイックにやるか、程度の違いは有ると思いますが、「お客さんに如何に良い生の演奏を届けるか」なんだと思います。
「『イェイ!』って言ってもらう」とか「感動してもらう」とか「『楽しかった』『面白かった』『カッコ良かった』って思って帰ってもらう」とか色々と切り口の違いも有ると思いますが、根源的なところは上記の通りだと思います。
それに、CDって音量とかだいぶ弄って有りますからね。
CDのダイナミクスとか参考にしちゃ駄目です。
確かBob MintzerのBig Bandはマイク1個で録音してる(つまり後からライン毎に音量を弄ってない)なんて話を聴いた事は有りますが、まぁ特異な例でしょう。
あと、プロのCDでも、集まってエイヤで録音してるやつとかが結構有るので、普通に下手なあまり参考にならない演奏のCDとか有ります。某高速チューンバンドとか。
そういうのを聴き込んで、「音源を良く聴きましょう」とか言っちゃうコンマスはどうかと思う。
最近、歪なダイナミクスの付け方をしているアマチュアバンドが増えた気がします。
そういうバンドのコンマスがどれだけちゃんとプロの(若しくはプロレベルの)Big Bandの生演奏を聴いてるか、と思うと結構疑問です。