(19)パート毎の役割分担
バリトンとバスボン、なんかを例に取ると判りやすいかな。
この2パートは、同じフレーズを吹く事が結構有るんですが、担う
役割は違うと思います。
細かいパッセージや柔らかいニュアンス作り、フレーズをしっかり
繋げるのはバリトン側、アクセントやffの迫力とかはバスボン側の
役割です。
全く逆の役割を想像すると判りやすいかもしれません。
細かくて早いフレーズを全部息通して繋げるのをスライド楽器に要求
して、リード楽器に迫力を要求するのは、(まぁ究極的には出来るように
なるのが理想なんでしょうが)酷でしょう。
翻って、Big Band全体の話に広げると、各パートが楽器の構造とかの
レベルで得手・不得手にしているジャンルが有るので、それを大まかに
把握して、適切なパートに頑張らせるのが大事です。