アルトサックス色々と吹いてみた - まとめ
(Selmer編(前編)はこちら。)
(Yamaha YAS-82Z編はこちら。)
(Yanagisawa A-991編はこちら。)
記事を書き終えてのまとめです。
・自分が真鍮製のモデルを評価する場合、「素直さ」「自然さ」というのを
大事にしているような気がします。
・楽器自体の「音色」について考えると、僕はもともと自分の体のキャラクターと
して、明るい傾向の音が出ます。
音色をセッティングで調整したいと考えた場合、 暗い ⇒ 明るい に持って
行く方が、その逆よりも簡単だと思います。
(サムレスト・サムフックをプラスチック製の物に変えたり、パッドの開きを
狭くしたりと方法は有るけれども、ある程度反応の早さをキープしたり、
吹奏感が極端に重たくならないように…とかのバランスを考えつつ、暗い
方向へ持って行くのはとても難しいと思います。)
・特にアルトの場合、ラバーマウスピースはメイヤー系の明るくて反応の早い
ものが主流になっていますし、それ以外の選択肢を取ることで音色を暗めに
振ろうとしてもなかなか難しいように思います。
(単に「暗い」「こもる」「反応が悪い」とかいうのとも別なので…。)
・だからこそ、僕は楽器自体の持つキャラクターが、ニュートラルかちょっと
暗めか、というものを好むのだと思います。
・とか言う事を考えつつ、予算30万円前後で考えると、Yanagisawa A-991は
本当に良いモデルだと思います。
・予算50万円近くまで広げると、Selmer系にも選択肢が広がる…んですが、
その位の予算になるとフラセルMark 7位であれば十分に予算内に入って
来るので、そうしたモデル達も検討すると面白いと思います。
次回、新年一発目は今回の試奏の時に気付いた小ネタなんかをちょっと
書いてみたいと思っています。