日本でいちばん大切にしたい会社
知人から推薦されて貸して貰った本だったんですが…うーん、どうなんだ
この本。
株主至上主義や売上・利益至上主義の逆を実践している中小企業で、且つ
成功している事例が幾つか紹介されています。
そういう企業が有るという事を知れた事は単純に有意義だと思うのですが、
結局「で、何で上手く行き続けているの?」という点は全然深堀りされて
おらず、ただ単にお涙頂戴ストーリーを交えた会社紹介がされている
だけとも。
一言で言ってしまえば、この本は別にビジネス書でも何でも無くて、
単なるルポだと思います。
そして紹介されている内容も、ともすると宗教的です。
「休日スーパーで買い物する際も、入口近くの駐車場は体の不自由な
人や高齢者が使うべきなので駐車しない」、「始業前に社員の多くが
会社周辺の掃除をする」とか、「社長が土日休めと言っても従業員が
休まない」とか…。
「それで良い人達しか集まらないし、雇わない」だから良いんだろうか…?